バッテリー選びのポイントPoints for choosing a battery
バッテリー選びに重要になるのは、
以下の3つのポイントです。
Point
01
寸法が合っているかどうか?
バッテリーの寸法は「長側面の長さ(L)」「短側面の幅(W)」「箱高さ(H)」「総箱高さ(T H)」で表されています。寸法が合っていないと、そもそも機械に入らない、もしくは設置時にズレが生じて故障の原因になりますので、購入前に必ずご確認ください。
point
02
必要な容量があるか?
容量とは、満充電した際に出力可能な電力量のことで、A h(Ampere Hourアンペア・アワー)で表します。数字が大きいほど満充電した際に出力できる電力量が大きくなり、数字が小さいほど電力量が小さくなります。日本のJ I S規格では、「5時間放電する際にどれだけ電力を出力できるか」を表す「5時間率(C /5)」が使われています。現在ご使用中のバッテリーのカタログ、もしくはバッテリー本体に記載されている容量(Ah)を必ず事前にご確認ください。
point
03
必要な瞬発力があるか?
瞬発力とは、機械の始動の際に出力可能な電力量のことで、C C A(Cold Cranking Ampere コールド・クランキング・アンペア)で表します。自動車や建設機械はエンジン始動の際に最も電力を消費するため、一気に大量の電気を流せるかが非常に重要になってきます。つまり、瞬発力とは「エンジンのかけやすさ」とも言えます。機械のカタログに記載されている必要な電流値、またはバッテリー本体に記載されているC C A値を必ず事前にご確認ください。
バッテリーの型式の見方上記3つのポイントを確認するためには、
バッテリーの型式の見方を理解することが必要です。
バッテリーの型式は機械によって異なりますが、
ここでは通常車両(J I S規格)の型式を例に
型式の見方を説明します。
例
55B24R
通常車用(J I S規格)の
型式の見方
バッテリーを上から見ると、上記のような型式が記載されています。
この型式は、数値とアルファベットで構成されていますが、数値・アルファベットそれぞれに意味があります。
01
一番左の数値:
バッテリーの総合性能
型式の一番左の数値は、【Point 2】【Point3】でお伝えしたバッテリーの「容量」と「瞬発力」を表しています。数値が大きくなるほど総合性能が高くなり、数値が小さくなるほど総合性能が低くなります。
50未満の数値は2刻み、50以上の数値が5刻みで表示されています。
「55B24R」の例では、55の総合性能があるということになります。
02
左から2番目の
アルファベット:
短側面のサイズ
型式の左から2番目のアルファベットは、【ポイント1】でお伝えしたバッテリーの「短側面の幅(W)」と「箱高さ(H)」を表しています。J I S規格で短側面の幅×箱高さの区分は以下のとおり規定されています。
記号 | 短側面の幅(mm) | 箱高さ(mm) |
---|---|---|
A | 127 | 162 |
B | 129(127) | 203 |
D | 173 | 204 |
E | 176 | 213 |
F | 182 | 213 |
G | 222 | 213 |
H | 278 | 220 |
「55B24R」の例では、短側面の幅は129mm、箱高さは203mmということになります。
03
左から3番目の数値:
バッテリーの総合性能
型式の左から3番目の数値は、【ポイント1】でお伝えしたバッテリ−の「長側面の長さ(L)」を表しています。
「55B24R」の例では、長側面の長さが24cmということになります。
04
一番右の
アルファベット:
端子の位置
バッテリーのプラス端子の位置を表しているのが、一番右のアルファベットになります。バッテリーのプラス端子がある短側面から見て、プラス端子が右側にあるのが「Rタイプ」、左側にあるのが「Lタイプ」になります。
「55B24R」の例では、バッテリーのプラス端子がある側面から見てプラス端子が右側にある「Rタイプ」ということになります。
主要バッテリー会社の
製品ブランドから選ぶ方法国内で流通する主要バッテリー会社の
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製品ブランド名 |
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AZ, EXIDE, ゾネシャイン |
Deka |
OPTIMA |
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